さくらの乳がん闘病記

転移した癌が神経に影響し、目がおかしくなり、声が出にくくなった。それでも元気に生きてます。

抗がん剤 脱毛期のウィッグ問題

 

2018年の1月に肺と首への転移が見つかり、同年3月から人生2度目の抗がん剤治療が始まりました。

 

(ちなみに1度目の抗がん剤は2013年の乳がん手術後にやりました。) 

 

パージェタ・ハーセプチンドセタキセルを、3週間おきに点滴で投与していました。

 

ドセタキセルは7クールやりましたが、副作用はけっこう辛かったです。

 

副作用が辛くて続けられなかったので、7クールで終わりにしたという感じでした。

 

様々な副作用がありましたが、女性としてはやはり脱毛が辛かった…。

 

全身の毛が全て抜けてつるつるでした。

 

毛って本当に大切です!

 

機能面というより、精神面で。

 

私はウィッグだと人前であまり堂々と振る舞えませんでした。

 

ウィッグだって気付かれてるんじゃないかな?と不安になったり…。

 

ウィッグなのを気付かれたって別に問題無いのは分かっていたけど、やっぱり嫌でした。

 

すれ違う人の視線が頭に向いていないか確認したりしていました。

 

女性ってメイクや髪型が決まらないだけで知り合いに会いたくないと思ったりするのに、髪が無くてウィッグを被っているなんて知られたくなかった。

 

例えば地毛があってオシャレでウィッグを被るのと、髪が無くてウィッグで隠してるのとでは、見た目は同じでも気持ちが全然違うと思います。

 

眉毛もまつ毛も無かったので、メイクをしてもやっぱり違和感があるし、女性としての自信がどんどん無くなっていきました…。

 

でも治療するなら脱毛からは逃れられないので、うじうじ悩んでいても仕方がないし、なるべくポジティブに考えるように心掛けました。

 

『このウィッグはオシャレで被ってるんです。可愛いでしょ?』

くらいの気持ちで堂々と振る舞うようにすると、人の視線も気にならなくなってくる気がします。

 

ウィッグで1番不自然なのってつむじ部分だから、そこを帽子などで隠せばけっこう気付かない人も多いと思うし、自分も気が楽でした。

 

帽子を被れないシチュエーションも多いですけどね。

 

お店で食事する時とか。

 

でも、

「ウィッグだと毛艶も良くて毛量も多いから、むしろ若く見えるね。」

なんて言ってくれる人がいて、それならウィッグも悪くないなーなんて勇気を貰いました。

 

ウィッグでのオシャレを楽しむくらいの余裕があると、脱毛期を前向きに過ごせるかもしれませんね。

 

 

 

前回の抗がん剤の時に使っていたウィッグは寄付してしまってもう手元に無かったので、2度目の治療前にまた新たに購入しました。

 

『再発しないから、もう2度と使わない。』

という願いも込めて手放していたので、また購入する時は悲しかったです。

 

前回の経験もあったので、フルウィッグとハーフウィッグを1つずつ用意しました。

 

ハーフウィッグも1つ持っていると、とっても便利です!

 

コンビニやスーパーなど、ちょっとした近所のお出掛けにわざわざフルウィッグを被るのは面倒だったので、ハーフウィッグが大活躍しました。

 

 

私が購入したハーフウィッグはこれです。


 

前髪部分は外して、ニット帽やキャスケットなどを被っていました。

 

以前は後ろ髪の部分をクリップで直接帽子に留める形式の部分ウィッグを使っていましたが、このメッシュに縫い付けられているウィッグの方が断然使いやすかったです。

 

個人的にはフルウィッグは店頭で直接見たり試したりして買う方がいいと思いますが、ハーフウィッグは通販でも満足できる物が買えると思います。

 

これから抗がん剤治療を始める方には、ハーフウィッグも用意しておく事をおすすめします。

 

 

 

ドセタキセルが終了してから約1年、最近やっと知り合いに会わない日ならウィッグ無しで出掛けられるくらいまで髪が伸びてきました。

 

髪が長い頃を知ってる人に会うには、まだ短くてちょっと勇気が出ないです…(^^;;

 

何も被らないで出掛けられるだけでも幸せを感じます。

 

頭が蒸れないし、風が気持ちいい (笑)

 

髪が伸びたら、また巻いたり結んだりしたいなー!

 

早く美容室にも行きたいです。

 

 

 

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