さくらの乳がん闘病記

転移した癌が神経に影響し、目がおかしくなり、声が出にくくなった。それでも元気に生きてます。

甲状腺腫瘍の発覚前から感じていた自覚症状と発見までの経緯【2】

耳鼻咽喉科で診てもらったら、右の声帯が動いておらず、「右側の反回神経麻痺」との診断でした。

 

この診断結果から『右の声帯が動いてないということは、おかしくなった目と同じ側だから、以前転移した首の癌が悪化したのもしれない。』と考えるようになりました。

 

きっと悪化はしてるけど、まだCTに写らないくらいのサイズなんだろうな、と。

 

でも今思うと、目の症状と声の症状は同じ右側の反回神経でも原因は違う癌だったようなので、この考えは間違いでした。

 

同じような症状だったから勘違いしてしまい、気付けなかったのが悔しいです。

 

後日、主治医に耳鼻科で右の声帯が動いてないと言われたことを伝えましたが、「やっぱりそうでしたか。」みたいな感じで終わってしまいました。

 

腫瘍マーカーの上昇、首の違和感、声の掠れが重なって、不安が募っていました。

 

でも3ヶ月おきくらいに撮っているCTでは異常が見つかりません。

 

診察では毎回のように首の違和感を伝えていましたが、「次回のCTで悪い所があれば薬を変えましょう。」という感じで、「急いで検査しましょう」とはなりませんでした。

 

主治医は「エコーで調べてもいいけど、CTで写らない程度の僅かな癌があったとして、それですぐに全身治療を変えたり放射線治療をやるのかと言ったら考えづらい。」と言っていました。

 

その時はそういうものなのかと納得してしまったけど、今思えはこの時にエコーで調べてもらえばよかった!

 

「エコー」って言葉が出てたのに…

 

私が感じていた首の違和感というのは、喉が押されるような圧迫されてるような、痛いとまではいかないけど何となく変な感じがする、という上手く言い表すのが難しい感覚でした。

 

もしこの症状が「凄く痛い!」とかだったらまた違う対応だったのかもしれませんが、微妙な違和感だったので、先生もそこまで急を要する症状ではないと判断したのだと思います。

 

[転移がある場合は、既に全身に癌が回っている可能性が高く、細かく検査して小さい癌を見つけて急いで治療をしても、症状が現れてから検査して見つけた癌を治療しても、予後は変わらない。]という考え方があるようで、私の主治医もそのように考えているようです。

 

CTで見つからないのだから大丈夫なのかもしれない、でも自覚症状はあるし、超音波とかPET検査とかの違う方法で詳しく調べたら見つかるんじゃないの?普通に考えて早く見つけて早く治療した方がいいんじゃないの?でも早く見つけても意味無いの?なんてぐるぐる考える日々でした。

 

その後、コロナに罹ったり咳喘息になったりして体調が悪い日々が続いてしまい、声の掠れも首の違和感も息切れも、咳のせいなのか転移なのか、症状が似てるからよく分からなくなってしまったのもがタイミングが悪かったと思います。

 

声が掠れ始めてから、症状はあるのに検査では何も見つからないという状態が8ヶ月続いていましたが、6月のCTでついに甲状腺の異常が見つかったというわけです。

 

聞いた時は、『やっぱりね。そんな気がしてたよ。ついにCTで写る大きさになったんだね。』って思いました。

 

次回に続く。

 

 

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